2008.01.27 Sunday
メルマガ3号
浩仁堂メルマガ第3号 2008年1月27日
早いものです。2008年も1ヶ月が過ぎてしまいました。
年末年始は本の出品作業に明け暮れました。詳細は以下の記事に書きますが
次の段階への幕開けを予感させる、嬉しい忙しさでした。
この半年ぐらい部屋の掃除そっちのけで本に集中していたので、
部屋がすごいことになりました。妻曰く「独身男の部屋のにおい」(!?)が立ちこめているそうです。日曜に4時間ぐらいかけて片づけましたが、
変化が感じられません。どんな部屋でしょう。
浩仁堂メルマガ第3号をお送りします。
ご迷惑な方はアドレスを削除しますので、遠慮なくおっしゃって
くださいますようお願いいたします。
━☆━「浩仁堂」インキュベーター━☆ 2008.1.27号
┏━┓
┃1┃福祉施設との連携 その2
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回、小金井市の福祉作業所に本のクリーニングのお仕事を
していることをご案内しました。今回は練馬区の福祉施設との
連携についてお話しします。
昨年、7月に「浩仁堂」の事業構想を周囲の方にお知らせした際、
自分の施設で古本集めをやってみると宣言してくれたのが練馬区
福祉施設の女性職員Nさんでした。Nさんと私は社会福祉士の
スクーリングで知り合いました。民間の小規模な福祉施設でも
新しい作業をはじめるのはかなり大変です。それを区立の重度
障害者施設で多くの職員の協力を取り付けるのは並大抵のこと
ではないはずです。彼女は半年かけて、施設長や主な職員に
古本集めの話を根回ししました。
そして昨年末に、ビラや回覧板で
地域の方に呼びかけて、あっという間に300冊あまりの本を集めて
くれました。年末と言うこともあり、それから1週間もたたない内に
また300冊ほどの本が集まりました。1回目の代金を8000円お支払い
したところ、施設長さんが「うそみたい」と喜んでいらっしゃいました。
こんなになるとは思っていらっしゃらなかったようです。「利用者さんの
お給料になるだけでなく、地域の方に施設を知ってもらう良い機会に
なりました。」という職員さんの言葉もいただきました。
2回目の買い取り代金も良本が多く、12000円になりました。
皆が笑顔で喜べる事業、それが「浩仁堂」の目標ですが、規模は
小さいですが、それが既に始まって、こんな喜ばしいことはありません。
私としては、このような形で古本集めをしてもらえる施設を当面5つは
確保したいと思っています。Nさんに練馬区の他の施設にも呼びかけて
くださいと依頼したところ、
「研修などで、具体的な数字を発表して、こちらから呼びかけなくても
相手から興味を持ってもらうようにする。」だそうです。舌を巻きました。
民間に勤めたら凄腕のセールスレディになったことでしょう。
┏━┓
┃2┃引きこもりの若者支援の可能性
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「精神障害者雇用」ということに目標を絞っている「浩仁堂」の事業ですが、引きこもりの若者の支援をしている複数の方に興味を持っていただきました。
訪問や居場所づくりで引きこもっている現状を支援することはできても、そこから就労に結びつけることは困難なようです。その状況は、精神障害者の居場所や、福祉的な就労の場所は広がってきても一般就労に進むことが難
しいことに似ています。
社会に居場所がないと感じている若者、とても自分には生きていく力がない
とかんじている若者に「浩仁堂」は何かできることがあるのではないでしょうか。その人に得意な分野があれば、その分野の仕入れを担当できるでしょう。PCが得意であれば、業務を効率化するシステムを作ってもらえるのではないでしょう
か。
そのように、直接雇用することも将来的には可能でしょう。すぐできそうなこととしては、古本集めをして「浩仁堂」に売れば小遣い稼ぎができます。あるいは、「浩仁堂」をまねてアマゾンで古本販売をすれば事業化も可能でしょう。
古本を販売することは、私のやろうとしていることを象徴的に表しているような気がします。持ち主にとってはもう価値が無くなったものに、価値を見い出す作業です。労働市場で、障害者や引きこもりの人に価値が置かれないのは残念ながら事実でしょう。こういう人々に十分な価値があると信じ、その価値を社会に示そうということが「浩仁堂」にかけている夢です。そして、40をすぎてそろそろくたびれてきた私自身の中にも新たな価値を見いだそうという作業でもあります。
心理学者のユングは、各人がよりその人らしくなっていく過程を個性化と呼びました。一般的な言葉で言えば自己実現と言うことでしょう。その過程をユングは中世の練金術師が、卑金属から黄金を作りだそうという作業になぞらえました。
私の作業は、価値の再発見という意味で古本のレベルでも、雇用のレベルでも、自分自身についても、そしてお金儲けという意味でも錬金術なのです。錬金術師で山師。この上なく怪しいですね。
┏━┓
┃3┃妻が仕事を辞めました。
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妻が5年間勤めた職場を12月で辞めました。しばらくは、主婦として過ごす予定です。私のもくろみでは、妻に後1年ぐらいは頑張ってもらって、その間に自分の給料を「浩仁堂」で越えて、さらに二人分の給料を超えたら、彼女に辞めてもらうという考えでした。
しかし、彼女は出品を手伝ってくれる気はおおいにあります。それに家のことをやってもらうとやっぱり楽です。このまま家のことは何もしない夫になってしまいそうです。
案外妻の退職は浩仁堂の加速要因になってくれるかもしれません。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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浩仁堂応援団とお客様のメルマガ
● 浩仁堂は、社会的起業によって精神障害者雇用を目指す。ネット古本屋です。
● このメルマガは、旧「読多屋本舗」と現「浩仁堂」に高評価をお寄せ下ったお客様と浩仁堂の趣旨に賛同し、応援を下さっている方々にお送りしています。
● このメルマガをご購読の皆様には、浩仁堂の書籍を購入時に本体価格10%をキャッシュバックいたします。Amazon・マーケットプレイスでご注文時にメルマガ購読者であることをhironaoshi@hotmail.comまでお知らせください。
● 以下のサイトで当店の趣旨と出品本リストがごらんいただけます。
http://miwako-kurosaka.com/
http://16.pro.tok2.com/~apprec/koujindo/list/
このリストはなかなか優れもので、カテゴリー分けと検索が可能です。
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「もしかしたら、あなたのお持ちの本がお宝かも」
現在というか常に超強力高価買取中です。東京都内・近県出張いたします。100冊以上在庫をお持ちの方、メールでお問い合わせください。
早いものです。2008年も1ヶ月が過ぎてしまいました。
年末年始は本の出品作業に明け暮れました。詳細は以下の記事に書きますが
次の段階への幕開けを予感させる、嬉しい忙しさでした。
この半年ぐらい部屋の掃除そっちのけで本に集中していたので、
部屋がすごいことになりました。妻曰く「独身男の部屋のにおい」(!?)が立ちこめているそうです。日曜に4時間ぐらいかけて片づけましたが、
変化が感じられません。どんな部屋でしょう。
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くださいますようお願いいたします。
━☆━「浩仁堂」インキュベーター━☆ 2008.1.27号
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┃1┃福祉施設との連携 その2
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前回、小金井市の福祉作業所に本のクリーニングのお仕事を
していることをご案内しました。今回は練馬区の福祉施設との
連携についてお話しします。
昨年、7月に「浩仁堂」の事業構想を周囲の方にお知らせした際、
自分の施設で古本集めをやってみると宣言してくれたのが練馬区
福祉施設の女性職員Nさんでした。Nさんと私は社会福祉士の
スクーリングで知り合いました。民間の小規模な福祉施設でも
新しい作業をはじめるのはかなり大変です。それを区立の重度
障害者施設で多くの職員の協力を取り付けるのは並大抵のこと
ではないはずです。彼女は半年かけて、施設長や主な職員に
古本集めの話を根回ししました。
そして昨年末に、ビラや回覧板で
地域の方に呼びかけて、あっという間に300冊あまりの本を集めて
くれました。年末と言うこともあり、それから1週間もたたない内に
また300冊ほどの本が集まりました。1回目の代金を8000円お支払い
したところ、施設長さんが「うそみたい」と喜んでいらっしゃいました。
こんなになるとは思っていらっしゃらなかったようです。「利用者さんの
お給料になるだけでなく、地域の方に施設を知ってもらう良い機会に
なりました。」という職員さんの言葉もいただきました。
2回目の買い取り代金も良本が多く、12000円になりました。
皆が笑顔で喜べる事業、それが「浩仁堂」の目標ですが、規模は
小さいですが、それが既に始まって、こんな喜ばしいことはありません。
私としては、このような形で古本集めをしてもらえる施設を当面5つは
確保したいと思っています。Nさんに練馬区の他の施設にも呼びかけて
くださいと依頼したところ、
「研修などで、具体的な数字を発表して、こちらから呼びかけなくても
相手から興味を持ってもらうようにする。」だそうです。舌を巻きました。
民間に勤めたら凄腕のセールスレディになったことでしょう。
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┃2┃引きこもりの若者支援の可能性
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「精神障害者雇用」ということに目標を絞っている「浩仁堂」の事業ですが、引きこもりの若者の支援をしている複数の方に興味を持っていただきました。
訪問や居場所づくりで引きこもっている現状を支援することはできても、そこから就労に結びつけることは困難なようです。その状況は、精神障害者の居場所や、福祉的な就労の場所は広がってきても一般就労に進むことが難
しいことに似ています。
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か。
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私の作業は、価値の再発見という意味で古本のレベルでも、雇用のレベルでも、自分自身についても、そしてお金儲けという意味でも錬金術なのです。錬金術師で山師。この上なく怪しいですね。
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┃3┃妻が仕事を辞めました。
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妻が5年間勤めた職場を12月で辞めました。しばらくは、主婦として過ごす予定です。私のもくろみでは、妻に後1年ぐらいは頑張ってもらって、その間に自分の給料を「浩仁堂」で越えて、さらに二人分の給料を超えたら、彼女に辞めてもらうという考えでした。
しかし、彼女は出品を手伝ってくれる気はおおいにあります。それに家のことをやってもらうとやっぱり楽です。このまま家のことは何もしない夫になってしまいそうです。
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● 浩仁堂は、社会的起業によって精神障害者雇用を目指す。ネット古本屋です。
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