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福祉と古本屋のミックス企業、障害者雇用を推進するネット古本屋浩仁堂の活動紹介ブログです。
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平成の古本屋概観
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       master-kです。

    フリーペーパーバックナンバー第3弾です。

    バックナンバーがなくなると現在は記事を読む機会がなくなってしまいますので、浩仁堂ブログに再掲します。私が書いた記事ですし、組合と権利関係もありませんので、広く皆さんにお読みいただきたくここに、再掲します。

     

    平成の古本屋概観

     

    昭和の古本屋のイメージ

     

     昔ながらの古本屋といえばこんなイメージだろうか。ハードルの高さを勇気で押し殺して入店すると薄暗い店内に古本のカビ臭さとホコリっぽさが充満している。古本が、本棚はもちろん、平台にも何重にも重ねられ、通路にも山と積まれ、その山が所々、雪崩を起こしかかっている。帳場に座った眼鏡の店主は、客が来てもいらっしゃいませはおろか、顔さえあげない。「買ってもらいたいのですが」とおそるおそる持参の本を数冊ほど差し出すと、オヤジが無言で受け取る。軽い軽蔑の眼差しで本を眺め、そしてこちらに眼鏡のうえから視線をよこして『買えませんね。』という。本だけでなく、そんなつまらない本を持参したこちらの人生も否定されたような気持ちだ・・・。もちろんこれはあくまでも筆者の抱くイメージ過ぎない。古本屋諸氏にはご立腹なさらない様にお願いしたい。いうまでもなく、丁寧な接客の古本屋さんは沢山いらしたに違いない。

     

    それでも古本はよく売れた

     

     古本屋は20年前まではとても景気が良かった。現在の即売会では、各店の売上は数万円から数十万円である。ところが、これが20年前であれば、1桁上の売上が達成できた。書籍の果たす役割が大きかったのだ。学術や文学はもちろん、趣味を追求するにしろ、実用的なハウツウを求めるにしても、まず書籍で情報を得るしかなかった。その為に、書籍に対する需要がとても高かったのである。ましてやそれがより安くで入手できるのだから、古本屋を使わない手はない。さらには、古本屋には新刊本にはない、絶刊本、初版本、署名本、和本、豆本があり、時には美術骨董品や紙物まである。為に即売会の開場時には大勢のマニアが詰めかけ、先を争って本棚に殺到したものだった。つまり古本屋や即売会は、経済性と実用性に加えて宝探しの楽しさも提供できるので娯楽施設の側面も兼ていたのだ。

     

    ブックオフショック

     

     1990年年ブックオフ1号店が神奈川県相模原市にオープンした。創業者氏は、古本屋をやろうと決心して、古書組合に加盟した。それで、市に参加したのだが、彼には市に出品されている古本がどう見てもゴミにしか見えなかった(笑)。そして、その相場を時間をかけて学んでいくというスタイルに魅力的を感じなかった。それで、こういう古本は扱わない。キレイな本だけを扱おうと決めた。相場が分からないから、定価の1割で仕入れて半額で売ることにした。ブックオフスタイルは従来の古本屋のイメージを大きく覆すものだった。広い店内に明るい照明。特製の本棚に整然と並べらたきれいな!古本。お客様が来店すると「いらっしゃいませ。今日は」の合唱が鳴り響く。古本を持っていけば「お売りいただけるご本でしょうか?」と怪しげではあるものの、一応敬語で対応してくれる。値付けが明確なので、バイトでもルーティンを覚えれば、全ての業務に対応できる。という事は、チェーン展開がとても容易だということだ。4年後に100店舗になった。人々は争ってブックオフから本を買い。ブックオフに本を売った。まさに「本を売るならブックオフ♫」になってしまった。ブックオフでは、従来の古本屋が扱っていた様な焼けたり、シミがあったりした本には値段を付けない。業者に頼んで廃棄してしまう。伝統側の古本屋からすれば、貴重な古本がそうやってどれだけ廃棄されただろうと思うと胸が痛む。もちろんそれはブックオフの責任ではない。従来の古本屋に古本を売る場所としての魅力が無かった為である。

     

    ネットの普及

     

     さらに古本業界を激震させたのがアマゾンである。2002年がアマゾンの中古取り引き仲介サービス、アマゾンマーケットプレイスが始まった。古書の売値の相場に誰もがアクセスできる様になった。これにより、ブックオフから仕入れてアマゾンのマーケットプレイスで販売するという電脳せどりが可能になった。10年ぐらい前まで、ブックオフの棚で携帯を見ながら、カゴを3つも4つもの古本を買っている人々を見かけたことがあると思う。あれがブックオフセドリ(初期は携帯を使い、後にはスマホを使ったので電脳セドリとも呼ばれる)である。初期のセドリで商才のあった人々は現在のネット古本屋のトップランナーにまでなった。電脳セドリが可能になったことで、古本屋と素人の差がほとんどなくなってしまった。セドリは最低価格で出品して高回転で在庫を回す事を考える。するとあとはセドリ同士の低価格競争である。古本の相場はあっという間に崩れて、殆どが1円本となった。そうなると、ブックオフでセドリができる本が消えていき、却ってセドリの淘汰が進んだ。現在では、ブックオフ自体がネットの価格を参考に値付けをしている。為にセドリは困難になった。アマゾンとセドリによって引き起こされた相場崩壊もさることながら、ネットの普及によってどんな分野でもかなりの程度、ネットだけで情報の取得が可能となり、ご存知の通りの書籍へのニーズの低下=古本への需要への低下へとつながり、前述の通り、即売会の売上は20年前の10分の1となった。

     

    多様化する古本屋

     

     そのような、古本への需要の低下、価格の低下が進む環境の中で、それでも古本屋は様々な工夫をし、生き残りを図っている。その例をいくつかあげてみる。

     

    1、ネットの古本屋になる。

     ネット専業であるか店舗を持ちながらであるかは異なるが、もはや多くの古本屋がネットで販売している。アマゾン、ヤフオク、日本の古本屋、スーパー源氏、自社サイトと使うプラットホームを選んで、あるいは組み合わせて販売機会を最大化させようとしている、しかし、ITに強く、郊外あるいは地方に大規模倉庫と多くのバイトを抱え、広報力のある若手事業家達に規模、売上ともに水をあけられている形である。彼らはセドリからスタートしている。古本屋をビジネスと割り切る彼らの姿勢は今後の古本屋のあり方にとても示唆的である。

     

    2.扱うものを絞る。

     ある程度、どんなジャンルでも揃っている古本屋をスーパーだとすれば、敢えて、肉屋や八百屋になるといった専門店化を狙う行きかたである。古本屋になる事自体、サラリーマンから比べれば、好きな事で飯を食うことだが、1分野に特化した古本屋はその究極といっていいだろう。ジャンルの絞り方はなんでもよい。人間の活動の分野だけあるのだから。絵本、マンガ、アイドルはすでにライバルが沢山いる、好きな時代に切り込むというやり方もあるし、誰も価値を認めてないものに新たな価値を見出すの事もできるかもしれない。人間は好きな事ならば、それを追求する事が苦にならないから、好循環でそのジャンルの知識が積み上がっていく。その分野で第一人者という事になれば、マスコミへの露出も増加して、一般的は認知度もたかまる。すると、買取、売りともに格段に仕事がしやすくなる。

     

     若者が憧れる古本屋のスタイルとしてセレクトショップがある。扱うものを敢えて制限するという事でいえば同じである。しかし、セレクトショップという形で成功した古本屋を筆者は知らない。基本的には限られたスペースにどれだけの数の古本を置けるかが、売上を決めるのである。特定のジャンルに特化する事は扱う量を減らす事とイコールではないのである。

     

    3.目録で有名店になる。

     

     これは、2.と相性が良いというかセットかも知れない。自家目録でも合同目録であっても、高額でも売れる商品を出せるお店は、ジャンルを絞った有名店である。目録で有名になる為には、仕入れ、目利き、売りに関する知識と経験、すなわち古本屋としての総合力がなければ難しい。

     

    4.他業種とのミックスで生き残る。

     

     若者が憧れる古本屋のスタイルのもう一つにブックオカフェがある。古本とコーヒーは相性が良すぎて、コーヒー1杯で何時間も粘られる可能性がある。そこを解決できれば、可能性のある組み合わせだと思う。古本屋と他業種のミックスは増えてきている。家電、雑貨屋、旅行代理店といった他業種による古本部門の創設もある。従来の商品と本を組み合わせる事で、知的な空間を演出し、人々の足を止める効果を狙っているのだ。古本屋からはカフェ、バー、福祉施設へのアプローチがある。福祉とのミックスとは次のような事だ、古本屋の業務全体を障害者作業所で行う場所もあれば、クリーニングや入力などを下請けに出している形もある。古本屋は一番大変なところを福祉施設に任せる事で、仕入れに注力する事ができ、福祉施設は仕事を確保し、障害者に工賃を払う事ができる。ウィンウィンの関係である。他には、骨董品を古道具屋に負けないレベルで扱っている古本屋もある。主張買取に出向いた際に取り扱える範囲が広まるし、道具の市場に出入りする事で、面白い紙ものを入手できる事があるからだ。

     

     いうまでもないが、ミックスすればうまくいくというものではない。組み合わせる事でお互いがともに良さを引き上げるような組み合わせとオペレーションの工夫に必死に知恵を絞る必要がある。


     

    5.従来型で生き残る。

     

     現在でも、ネット売りもせず、店舗と即売会のみで立派にというか、他店に抜きん出るレベルで営業できる店は未だに存在する。その条件とはなんだろう。古本屋が儲かっていた時代にすでに有名店としての地位を占めていたという事だ。だから、古書の売り先としての認知度が高い。良い本が集まって来る為にお客さんがよく集まる。お客さんとの長い付き合いの中で、お客さんに合わせた仕入れ、目録の作成作りができる。すなわち、そもそも、商才があって、店に歴史があって、良い後継者に恵まれ、古本屋のやるべき事を全て高いレベルで回せるところでないと従来型で生き残る事は難しい。新規参入者にはもっともハードルの高いゴールである。

     

     以上、組合加入10年の筆者に可能な範囲で古本屋の変遷と多様化を述べてきた。次回からは、業態毎に実際の古本屋さんに取材をして、今後の古本屋の可能性を探っていきたい。

     

     

    好書会

    6月22日(土)〜 6月23日(日)
    午前10時~午後6時

    日曜日は午後5時まで

     

    好書会

    7月13日(木)〜 6月14日(日)
    午前10時~午後6時

    日曜日は午後5時まで

     

    杉並区高円寺北2-19-9
    「西部古書会館」(高円寺)高円寺駅下車北口、徒歩3分
    「オリンピック」そば!にて開催されます。

     

     

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